文和春秋

主に歴史や本についての徒然語り

ローマ史

ローマ帝国(通称ビザンツ)の滅亡を飾った男

「終わりよければ全てよし」の方の事例と言って、私が真っ先に思い浮かべるものと言えば… やはりなんといってもローマ帝国(通称ビザンツ)の滅亡になります。 文字通りの千年帝国の滅亡。とはいえ半世紀程前には一時オスマンの属国の様な状態にまで落ちぶれ…

軍人皇帝時代への興味とささやかな疑念

私は西洋史の方も好きなので、時折読んだり調べたりする事もありますが、やはり「ローマ帝国」という存在には、色々と心惹かれるものがあります。 そして、その中でもひと際気になる時期の一つが、混沌の極みとしか言いようもない軍人皇帝時代(235~284)にな…

ローマ皇帝から考える大帝称号の「資格」と「価値」

西洋史を見ていると、時折「大帝」「大王」といった尊称で呼ばれる君主が出てきますが、その時にいつも思う事の一つに、あれはどういう基準で付けられているのか、という事があります。 この件について、少なくとも私の知っている範囲では解説している本等を…